学校薬剤師ってどんな仕事?
学校保険法で、大学以外の学校、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校、養護学校などにには学校薬剤師を配置することが決められています。
学校薬剤師は資格があれば、誰でもなることができ、県や市町村の教育委員会から任命されて、学校がある地区の調剤薬局の薬剤師が兼任で勤めている場合が殆どです。また、学校の非常勤職員という扱いになる場合が多いです。
学校薬剤師の仕事の目的は、生徒たちが学校にて安全で快適な環境で過ごせるよう様々な試験・検査を行い、環境チェックをして、事故などが起こらないようにすることです。問題点があれば、改善に努めるように助言・指導します。
どんな検査を行なうのかと言うと、学校の水・空気・光などについて、学校保険法に従って検査を行ないます。 照度の検査では、教室内の明るさが適切であるかを検査します。 適切でないと、近視の児童が増えたり、疲労などにもつながります。 黒板や机の上の照度を測定し、照度が不足していれば改善指導を行ないます。 主に、冬場などの暗い時期に行なう場合が多いでしょう。
教室の空気の検査も行ないます。空気清浄度や、ホルムアルデヒドなどの検査をおこないます。 その他、水泳プールの水質検査、飲料水の品質検査、机や椅子の調整、理科室の薬品管理、学校で使用する医薬品のチェック、騒音の検査、給食、暖房や換気、排水など様々な項目に及びます。 これらの試験を行い環境衛生について助言、指導を行ないます。
また、学校区・地域においての薬物乱用防止活動に協力するなど多岐にわたる業務に関与する仕事です。
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